卵巣腫瘍

卵巣腫瘍

卵巣にできる腫瘍のことです。

卵巣腫瘍の分類　と　発生

良性、境界悪性、悪性に分類されます。
発生の組織によって、上皮性・胚細胞・性索間質性の3つに分けられ、上皮性腫瘍が最も多いと言われています。

卵巣腫瘍の症状

初期にはほとんど症状がありません。
卵巣腫瘍が大きくなって腹部膨満感、腹痛、不正出血、便秘などの症状が現れることがあります。
中には大きな卵巣腫瘍があっても自覚症状がなく、超音波検査をして初めて診断されることもあります。

卵巣腫瘍の診断

超音波検査やMRI検査、CT検査などが有用です。
悪性が疑われる場合は、上記検査にあわせてPET検査なども有用です。

卵巣腫瘍の治療

主な治療は手術になります。
良性の場合は、その腫瘍の状態にあわせて薬物治療を行ったり、経過観察したりする場合もあります。
境界悪性や悪性の場合は手術療法が主体です。
患者様の年齢や妊娠希望有無などを考慮し、治療は選択されます。
※当院では境界悪性や悪性の場合は治療可能な病院へご紹介させて頂いております。

症状があれば受診することが大切ですが、早期にみつけるには、子宮がん検診と併せて卵巣の診察を受けて頂くことも重要です。なお、10代の若い女性でも卵巣腫瘍がみつかることがありますので、少しでも違和感を感じる症状があれば来院をお願いします。